トレーニング歴1年でNPCJ優勝「KANA」インタビュー

2018年はNHKで筋トレ番組が放送されるなど、フィットネスへの注目がより高まったように思えた年でした。
Instagram等のSNSを見ても、フィットネス活動に勤しむ女性の写真をよく見かけ、運動が日常に浸透されつつあることが感じられます。
今回お話を伺ったKANAさんは、元々パティシエとして活動しながらトレーニングを始め、わずか1年ほどの経歴で「NPCJ WORLD LEGENDS CLASSIC ビキニオープン」のタイトルを納めた人物です。
現在はコンペティター、パーソナルトレーナー、フィットネスモデル、などの活動をしており、まさにフィットネス業界のど真ん中で活躍されています。

KANA
フリーのパーソナルトレーナー・フィットネスモデルとして活動
NPCJ Japan open 2nd
NPCJ Would legend classic 1st
トレーニングを始めたきっかけ
ーートレーニング歴が約一年とのことですが、トレーニングを始める前はどんな活動をされていたのですか?
高校を卒業してから、パティシエになる専門学校を出てパティシエとして働いていました。食べることがすごく好きなんです。
学生時代は剣道に熱中していたり、体を動かすことは好きだったんですが、ちょうどパティシエとして働いていたころにめちゃくちゃ太ってしまいまして。
それで「なんとかしないと」と思ってジムに通い始めたら、トレーニングにどハマりしてしまいました。
ーートレーニングを始めてすぐに大会に出ようと思ったのですか?
もともとコンテストに出ることは考えていませんでした。人前に立つのも苦手だったので。
でもある日、いつも仲良くしてもらってるトレーナーさんがいるのですが、その方がベストボディジャパンの予選で優勝したんです。
ちょうどその大会に同席していたのですが、その優勝した姿を間近で見たとき、何故かすごい悔しくて「自分も出なきゃダメだ!」って急に思うようになったんです。冗談ではなく何かが私に降りかかったような感覚でした。
そこからコンテストに出ることに決めたのですが、初めて出た大会でタイトルを獲得できたんです。
もちろん嬉しかったのですが、同時に「このままではヤバイ」とも思いました。周りにはすごい方達がたくさんいるのに、まだまだ未熟者の私がタイトルなんかもらっていいのかと。
自分の中では全然結果に納得できていなかったんです。だから、初めての大会が終わった後すぐにジムに行って脚トレをしました。タイトルもらってもっと頑張らないとって思うようになりました。
今後は、見た目に関しても行動に関しても、誰からも認められた状態で優勝できるようになりたいです。
現在のトレーニング
ーー今はどのくらいの頻度でトレーニングしていますか?
トレーニングはほぼ毎日してます。よっぽど疲労が溜まっているときや減量中はオフ日を入れますが、増量の時期は休みの日を入れることはほぼありません。
女性は男性と違ってトレーニングで体を追い込みにくいといわれてるんです。本能的に最後まで追い込むことを避けるんです。
だから疲労の蓄積も少ないので、私は毎日筋トレしてもいいんじゃないかなっていうのが個人的意見です。もちろん全ての女性に勧めるわけではありませんが。
でも「ちゃんとオフ日を入れると筋肉の反応が変わるのか」とか、実験は色々してみたいですね。ただ、今はトレーニング自体が楽しいんで毎日ジムに通ってます。
ーー自分の好きな体の部位やトレーニングってありますか?
やっぱり肩です。周りの方からも褒められやすい部分です。
トレーニングでもダンベルショルダープレスからのサイドレイズのコンパウンドセットとか大好きです。
逆に脚はコンプレックスを感じてるんで、大腿四頭筋の日と、ハム・臀部の日に分けてがっつりトレーニングしてます。
今後の目標
ーーボディメイクにおいて目標にしている選手とかいますか?
AngelaさんというIFBBのミスオリンピアになった選手がいるのですが、彼女の筋肉のつき方はすごい憧れます。
個人的にも将来はIFBBの選手になりたいと思ってます。
ーー今後の目標としてはプロの選手として活動することですか?
もちろん選手としても活躍したいですが、一番は影響力をつけていろんな人に情報を発信できるようになりたいと思ってます。
私みたいな毎日筋トレして、食事も制限して、みたいな人は増えなくてもいいと思いますが、適切な栄養や運動の知識があって健康のことを考えられる人は増えてほしいんです。
その知識は一生ものですし、その知識を家庭で活用するだけで家族みんなが幸せになりますよね。
そんな一般の人にフィットネス情報を届けられるようになっていきたいです。
だから本当は、一般の女性が憧れるような程よく引き締まった体になるべきなんでしょうが、今自分が目指しているのは選手として完成された体だったりと、色々悩むところはありますが、とにかく今は人に何かを届けられる存在になれるよう精進します。
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